暴風・崩壊・撤退！荒れ狂う春一番キャンプ②【スノーピークHQフィールド】（２月２２日〜）

全国的に春一番が吹き荒れた２月の三連休。


あろうことかそんな時に出撃した先は、暴風が予想される日本海側、しかも新潟県。



でもそこはスノーピークの聖地、【ヘッドクォーターズキャンプフィールド】



１日目の夜から徐々に本領発揮してきたその猛烈な春一番は、２日目の朝から今まで経験したことのない破壊力のある風に。


そんな様子の２話目のお話です。



１話目はこちら～





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キャンプ場へ帰還

三条市内での観光？買い物？を終え、キャンプ場に戻ってきました。


すでに雨は降り始めていて、（雨予報風予報・・・よく出撃したなｗ）


風も吹き始めていました。






早速なのでミルクヨーカンをいただきます。



まぁいわゆる牛乳が固まったような感じのｗ










どん！！



うん！見たことのない食べ物ですね～。何年か前にケンミンショーで紹介された時はかなり品薄になったそうです。








お味は少し淡泊な杏仁豆腐といった感じかな。杏仁の味は当然しませんが。



話題作りに食べてみると面白いかもしれません。




↑ふるさと納税でもあったりｗ

圧巻の品ぞろえスノーピークショップ

そんなまったりとした時間を過ごしていた時、私の中にふつふつとわいてきた気持ちが・・・・



スノーピークショップを見たい！！



そう、ここヘッドクォーターズキャンプフィールドには、スノーピーク本社と併設して、スノーピークショップが。



まさに完全直営なお店をぜひとも拝みたい。



行こう行こうとあまり興味のなさそうにしてる嫁さんや、TKigamiさん、子供を引き連れて管理棟へ。


この管理棟の中がショップそのものになるのですが、、、



ここはあえて、ショップ入口側からご紹介。











くぅーーーー！！いきなり演出が素晴らしい！！夜なので余計にライトアップがお洒落に見えますね。













入る前からワクワクする演出です。











そして店内。




近年力を入れまくっている（今の社長が）アパレル関係から豊富に並び。








今年の新製品も。








父子キャンプが増えるかもと予測されていますが、流石にスノーピーク幕を買う事はないかな～。







新製品の販売ゾーンから、












定番商品の陳列ととにかく豊富。



ここで揃わないスノーピーク製品はないといった感じでしょうか。









噂の高級そうに見える薪の販売も（笑）使って見たかったなぁ・・・・・あはは（爆）







アウトレット品も結構な安値で販売されていましたよ～２０～６０％オフだったかな～。ヴァール・・・もう少し使い勝手が良ければ欲しいですが。









HQ限定品の販売もあります。思わず買ってしまいます（爆）おみやげみたいな感覚だな～ｗ






【雪峰久保田】　あまりに神々しい！


流石に買いませんがｗ









そんな感じで、キャンプ場に来て、ギアを物色するという不思議な体験をいたしましたｗ




これ、本当にピーカーだったら買いまくってしまいますよね～。店員さんが積極的じゃなかったので救われました（爆）


さて、満足したのでそろそろ夜ご飯を。

疲労困憊な夕食タイム

この日は何だかんだと、TKigamiさんも私もほとんど仮眠２時間とかしかしてないので眠くてしょうがありません。


１日目の夜ご飯は簡単にということで、、、我が家は、







もんじゃ焼き～。



１月の三連休に東京で本場のもんじゃ焼きを食べたのですが、千切りキャベツを入れてるんですね～。





それを見習って、今回千切りキャベツにしたのですが、なんか見た目違うような（笑）

鉄板上で細かく砕かなくちゃいけないので、それが甘かったかなー。


でも安定の美味しさでビールが進みます！






ただですね、夜から吹き始めた風。



スカート無しのランステにはキツすぎる（汗）



Tkigamiさんがかなり低めに張ってくれたのですが、下からの風が防ぎきれません。


風が吹くたびに、温められた幕内の空気が冷やされます。


気温的には全然耐えられたはずなんですが、風はいかんですねー。


ストーブにも吹き付けちゃうので安全な場所に移動させた上で、、


その周りに集まって寛ぐことに。



ただ、、やっぱり寒い（笑）



お酒も心なしかすすみません。




こんな風なので焚き火も出来ませんし、今日は早めにと21時くらいにお開きに。


私も少ない量のお酒で酔っ払ってしまったようですぐに寝袋にこもりました。

暴風の中の夜活

寝袋にこもってジワジワと体温で温まってきたところ、、


嫁さんが子供をトイレに連れて行けと（笑）



その時に、『星見えるよ！』



何！！



そのワードは私のやる気スイッチ（笑）




テントから這い出て空を見上げると、雲の隙間に無数の星が。



子供をテントに戻した後、撮影開始！








やはり雲が多い印象。



それでも、上空の雲の流れが異様に早い！








何度か向きを変えたり、チャンスのタイミングを待ちます。









比較的北側方向は見えやすいかも。








ただやはりオリオン座付近を撮りたい。














風のタイミングが難しい！見えてたのに見えない！








それでも映り込む細かな星。








いや素晴らしい。








少しずつ雲も増え始めたのでこの辺りで終了。



今回のキャンプでは星空が絶望的な天気だったので、撮れてよかったと満足感を得ながら眠りについたのでした。

荒れ狂う暴風の始まり

眠りにつく時に、それなりの風が吹いていたものの、テントの状態は安定しており安心して熟睡。




ただ明け方に近づくに連れ徐々にその勢いが増す。





遠くから聞こえる轟音。




その音がどんどんと大きく。


間近に来たなと思った直後に、




テント全体が強烈な揺さぶりを受ける！




そしてその時間が異様に長い。





20〜30秒くらいその揺れが続く。





そしてその力がどんどんと大きくなっていくのを感じる。




朝5時半。





嫁さんと二人でテントから這い出る。




やはり定期的に襲ってくる風。





モーグの後方パネルが強烈な風によって押し込まれている。




それでも張り縄は充分に張ってあり、耐え続けている姿が頼もしく。



宴会幕のランステも安定感ある立ち姿。




Tkigamiさんのモーグもしっかりと地面に張り付き、未体験クラスの風を耐えてる。




風と共に霰が吹き付け、幕を叩く音が激しく。






「なんとかなるか。」




そう思い始めた矢先、それまで聞いた音よりも一段と大きい轟音が聞こえてきた。






その轟音の壁はあっという間に我々のテントに接近し、激しい衝突音と共にモーグを揺さぶる！



耐えるモーグ！！




後方パネルが尋常じゃないほど押されていく！！




今回で一番強い風がモーグに襲う！




きっと耐えてくれる！！







そう信じて、そう期待して、見守っていた。









嫁さんが、叫ぶ。









あ！！曲がる！！









十数秒間の強烈な風を受け続け、ついにCフレームが悲鳴をあげた。











絶対の安心感をもっていたテントが歪む瞬間。





風に負けてしまった敗北感と、守ることができなかった、愛幕に対しての申し訳ない気持ちでいっぱいに。








変形してしまったポール。









あんなに頼もしかったはずなのに今は、細く華奢に感じてしまう。




ただ、まだ居住部分は充分に確保されている。



この状態を維持できれば何とか明日まで。




Tkigamiさん、Tさんも起きてきて被害の状態を確認。



その頃各サイトの被害を確認しに回るスノーピークのスタッフがうちのサイトに。



レインウェアーの背部には、『SnowPeak』



何とも頼もしい。


ちなみにスタッフ手には、、





以前ブログで紹介した、【TEMRES】


現場でも使われる間違いない防寒作業グローブ。



スタッフがモーグの悲惨な姿を確認した後、、



『残念ながらモーグのポールはここに在庫がありません。何とかこのまま持ちこたえるか、撤収するかの判断になります。』


どうやらメジャー幕ならこの場で修理をして復活したする事も可能だった模様。


やはりマイナー幕のデメリットは大きいか。



ただ、これだけの距離を走ってきて、このまま撤収はあり得ない。


Tkigamiさんのテントは無事なので何とか明日まで持たせたい。


そう思ってストームガードを追加。


後方パネルが引っ張られるのを抑え込む作戦。




そんなことをしてる間にも、先程のレベルの風がモーグに襲い掛かる。



何度目かの直撃を食らって、









歪んでいたポールも完全に折れた。





歪んだ部分があの風に耐え切れるわけもないのか。





これ以上の被害を拡大させるわけにはもういかない。





そう決断し、モーグを完全撤収。





強風の中の撤収は危険が伴うので、幕内の荷物を出し終えた後は、すべてのパーツを外す前にポールを抜き取り素早く幕体を寝かせる。

グラウンドは雨でぬかるみ、泥水だらけだったがやむを得ず。

インナーテント、グランドシート、ルーフシールドもまとめて包み、







ゴミ袋に放り込む。




私のモーグは敗北したものの、未だ暴風は吹き続く。




次々と襲い掛かる風の壁。





無事かと思われたTさんのモーグも私も同じように後方Cパネルが曲がってしまった。




慌ててTkigamiさんのモーグも、










寝かせつける。




ひとまずテント勢は安心な状態に。









その中、倒壊せずにひたすら耐え続けている、



【ランドステーションＬ】




あれほどの風をあの面積で受けながらも破綻しない。




普通のタープならひとたまりもない。











大きい利点はペグダウン部分が、ゴムループ。





これが風の力を吸収し、瞬間的な衝撃を受け流してくれているよう。



（強風用の一品、これがあるだけで大分違う）





それでも無事であるとは限らない。





広い幕内は、風に押されて信じられない形まで変形。




限界は既に超えているのではないかと思えるくらい。










ポールを必死に支え、背中で押される幕体を押し返す。





そんな事を朝からずっとやっていた。



風は収まる気配すらない。






迫ってくる轟音。




襲い掛かる衝撃。





それと共に打ち付ける雹。







かろうじて風の隙間を利用して、朝食タイム。




写真なんて当然ない（汗）




肉まんを温めて、ウィンナーや、卵を焼いて食べたりして、



暖かいコーヒーが染み渡る。




Tさんもモーグを寝かせたので、ランステで少し休憩してもらう。




風との戦いはまだまだ続く。




辺を見渡すと、数々のテントが被害を受けていた。



風に強いと思われたワンポール系のタケノコテントや、スピアヘッドも、サブポールが。

その他、スノーピーク幕もかなりの数がポール被害や、幕体被害が出ていた。






遠くに映る、ストアキャンプも大変な状態だったんだろう。




風が吹くたびにみんなでランステを支えていたりしながら、少しずつ風の感覚が空いてきた。



その隙を利用して、我が家のモーグを管理棟へ。



スノーピーク直営キャンプ場の強みは、ここにもある。




事前にスノーピークのアプリで修理依頼、持込先を指定。




先程のゴミ袋に入ったそのものを、スタッフに預けるだけ。




念のためモーグのポール在庫を再度確認してもらったけど、やはり在庫は無し。




あれだけ濡れて、泥だらけの状態で預けられるのは精神的にも助かった。





これでテントは無くなったので、レンタルテントの値段を確認。




普段使えないテントがあるなら、それも楽しみ。





アメニティードーム　4629円


ランドロック 16666円


エントリーパックTT 6944円



これは微妙な品揃え（汗）今更アメニティードームはちょっとな。

ランドロックなんて、冷暖房付きの住箱とかわんないし（笑）



さて、残る道は車中泊をするかどーか。



無理やり幕内の荷物を車に積み込んでモーグを畳んだのでひとまず車の整理を始めていると、、、





Tkigami さんが苦渋の決断をする！





もう無理！！撤収！！！





夕方まで吹き続く爆風、雨、霰。


その間幕体から離れられない。



そして翌日の天気も風雨。




いくら高ロケーションな高規格キャンプ場といえど、これだけの天候で楽しめるかと言われると疑問を感じる。



間違いない決断！！





すいません（笑）テントを撤収してしまった手前、私からは決断出来ませんでした（爆）






その後はついに大きな悩みが消えた我々は高速撤収を敢行。








モーグ、ランドステーションを一気に片付け。



Tさんも撤収を決意。同じタイミングで撤収完了。

他の方も二泊目を諦める方かなりいたそう。


挨拶をして管理棟へ。



悔しいけど、チェックアウト。








少しだけ入口前で写真を撮ったりしながら、聖地を後にしたのでした。

撤収後は

撤収後、まず向かったのが温泉へ。




朝から昼過ぎまで延々と風と戦ってた私たちは疲労困憊状態。



辿り着いたのは、ヘッドクォーターズで割引券を渡している、


【いい湯らてぃ】








他の方のブログでも良く登場する人気の温泉です。

通常料金

大人900円
子供600円
いずれもタオルセット。
タオルセット以外の選択肢はありません。

我々はヘッドクォーターズで割引券をもらっているのですが、割引しても結構なお値段。






でもこの表示に嬉しくなる（笑）


温泉自体は、ヌルスベ感もあり、展望の良い露天風呂で満足できるものでした。
タオルレンタルも地味にありがたい。
結構な場所にあるけどかなり混んでましたので人気の施設なんでしょう。（高いけど）


さて、昼ごはんもまともに食べてないので腹ごしらえでもしながら帰るかと。


当初狙ってたところは時間的にオーバー。


既に夕方の時間です。（相当長い時間風と戦ってたのだなぁ。）



ではまぁ夜ご飯程度にと、

新潟のソウルフード。


三条市の名物『半羽揚げ』



お邪魔したのは、






【ひな鳥金子　今町店】



有名なお店みたいでかなりの大型店舗です。











メニューはこんな感じで。








もちろん半羽揚げを注文！！






なかなかのボリューミーな食べ物です。



味はかなり濃いめで、スパイシー。若干カレー風味があったような。







いずれにしても美味しいです♪








次女は、チキンカツ定食。これはまーまー普通だったかな。










お風呂も入って、、、おなかも満たされて、、、後は、、、






帰るだけ～～～（爆）






いやぁ、この疲労度で帰るのかなりきつい。





ひとまずここからTKigamiさんとは別行動。





それぞれ下道で長野市までｗ





そんな通り道で、、、









【WEST 長岡店】




くーーーっ！！ちょっと気になるやんか！！




反対車線側だったけどすぐにUターン。潜入してみます！









いやぁ！三条店よりも圧倒的な品揃え感があります！！いきなりVタープのお出迎え。








色々と充実してます。








ただ惜しむべきは、、、







閉店５分前の入店（爆）





見たかったのは、









新商品【soulwhat 雪見ドーム】



なるほどぉ。



少し可愛らしすぎるかな～。私には使いこなせない。









soulwhatのタープや、テント。実店舗での取り扱いはかなり珍しいですよね。（さすがに富士子はありませんが）






人気のニーモのテントや。







結構安いＣＨＵＭＳのドームテント。









子供も大喜びなクライミングもあって、なかなか充実したお店！！



いやぁゆっくり見たかった！！




後は下道でのんびりと長野市まで。



途中野沢温泉を越えた後、意識消失になりそうになり、嫁さんにバトンタッチ。



次に目が覚めた時は長野県の駒ケ岳ＳＡ（爆）




後は私が運転、日付が変わった午前１時４０分に自宅到着したのでした～。

キャンプ場紹介

さて、今回訪れた、スノーピークの聖地、【ヘッドクォーターズキャンプフィールド】



散々大変な目にあったにもかかわらず、我が家の評価はかなり高い。（遠くなければ）







ブランド力を感じさせてくれて、、、















広大な敷地の解放感。芝の状態も最高。









このロケーションはなかなかないでしょう。




それでいて、









このサニタリー棟。










中央に炊事スペース。









当たり前のようにお湯が出ます。









ＡＣ電源も開放。こんなに口があるなんてｗ



















トイレもめちゃんこ綺麗。









しかも暖房付ですよ。




宿泊料金は、

大人１５００円、子ども５００円。


サイト料金はかかりません！！我が家だと４５００円とそれでも安いですが、デュオキャンプだと３０００円とかですよ。


大人１人、子ども１人の父子だと、２０００円。


こんな最高のフィールドで、格安で利用できるのは堪りません。




素晴らしいキャンプ場だと思います。

総括

春一番に見事に負けてしまったキャンプ。



過去のキャンプ経験の中で最も過酷な時間を過ごしたと思います。


楽しみにしていたキャンプ場だっただけに非常に悔しい思いがありますが、、、



良い経験をさせてもらったなぁと思えます。




夜から吹き始めた風のなか、スタッフが各テントを回り、異常がないか確認したり、

朝方もまた、各テントを回ったりと素晴らしい対応。


そんな安心できるキャンプ場だからこそ、この風に挑めたかなとも思います。



ただ、、、やっぱり強風の時はそれなりの覚悟と対策を取らなくちゃなと思うわけで、、、










暴風予報の時に、Ｃサイト、Ｅサイトの丘はやめた方がいいかもしれません（爆）



でも展望は最高なんですよね～。




是非とも、この素敵なキャンプ場を、環境が良い時に行ってみたい。










絶対いつかリベンジするぞ！！と次回訪れる時を楽しみにしております！




おしまい！





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